肺炎撲滅には子供が鍵を握っていた!治療法やワクチン無料提供など情報満載!
どもっ、飯朔です。
突然ですが、みなさんは肺炎に感染されたことがありますか?
辛い咳や熱に侵されやがて死に至ることで、日本人の三大死因の1つに選ばれてるほど。
今回は、そんな辛い肺炎の最新治療法について特集していきたいと思います!
もしかしたら、肺炎を撲滅させる可能性が高くなるかもしれません。
1月25日 ためしてガッテンSPより
実は意外な所に潜んでいる
肺炎になる原因なのが肺炎球菌という細菌。
通常、体内に存在する好中球(免疫細胞)は様々な細菌やウィルスを察知して吸収するのだが、この肺炎球菌に関しては周りある膜(バリア)の要因で察知できず吸収できないのだ。 すると体内で増殖してしまい肺炎になる。
そもそも肺炎球菌はどこで感染したのか?公共施設に潜んでいそうと思ってしまいますよね?
昔は様々な場所に付着されていたようだが、現在は気温の変動により菌は発見されてません。
ではどこに潜んでいるのかというと、それは人間の鼻の奥(咽頭)に潜んでいたんです(成人10人に1人ほど)。ですので感染は人から人に伝わって広がるのです。
しかし、肺炎球菌が咽頭に付着しただけでは熱や咳も起きない。あれ?
肺炎という病気は、かぜ・インフルエンザにより咽頭が傷つくことで、咽頭に付着していた肺炎球菌が肺に落ちやすくなるんです。そうなると一気に増殖していくんですね。
肺炎球菌を消滅させる臓器
肺炎ワクチンはどういう働きをしてくれるのかというと、体のある臓器が効力を発揮するのです。
その臓器が脾臓(ひぞう)。
脾臓とは、体に侵入してきた病原菌などを抑える抗体を作ったり、新たな血液の貯蔵庫的役割をしてます。位置は肝臓の裏側にあり、拳ほどの大きさ。
肺炎球菌が広がる中で脾臓は何をしてくれるのかというと、脾臓が生成するマージナルゾーンB細胞が肺炎球菌に抗体をふりかけ、肺炎球菌がウィルスだと認識させます。すると好中球が肺炎球菌を撃退してくれるのです。
しかし年齢を重ねると脾臓も縮小していってしまう。そうなった場合、マージナルゾーンB細胞の生成も減少していきますよね。
ここで肺炎ワクチンが登場!
年配者にワクチン(PPSV23)を接種することで、マージナルゾーンB細胞を活性化し肺炎を防げるようになるのだ!
脾臓が小さくても、ワクチンを接種することで肺炎にならない確率は高くなります。持続効果は5年
※厚生労働省から肺炎ワクチン接種8000円が、2019年3月まで50~100%割引きキャンペーンをやってますので、今のうちに行った方がいいですよ!
(65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳の方限定)
肺炎撲滅計画
その撲滅計画に欠かせないの存在が、赤ちゃんや子供。
新しいワクチン(PCV13)を赤ちゃん・子供に接種することで、鼻の咽喉に潜んでいる肺炎球菌を住めなくさせます。すると菌が安住できない為、肺炎球菌が消滅するんですね。
このワクチンを先駆けたアメリカでは、5歳未満の子供にワクチンを接種させたことで肺炎球菌の重症感染が76%も減少する結果が!
子供達が頑張ることにより、社会全体の感染症を防ぐことができる大切や役割を担っているのです。
ただし、子供に投与したワクチンと年配者に投与するワクチンは別物なので注意。
まとめ
鼻の咽喉に潜む肺炎球菌はかぜ・ウィルスにより咽喉を傷つけられると肺に侵入し肺炎となる。そこで脾臓からマージナルゾーンB細胞が生成され肺炎を抑えることができるのが通常だが
脾臓が小さい年配者はワクチンを接種することで、マージナルゾーンB細胞を大量に生成することが可能に。これで肺炎を防げるようになる。