火蟻(ヒアリ)が日本で繁殖中!?駆除方法や生息地など徹底調査!
どもっ飯朔です。
今回の記事は危険な虫「ヒアリ」について。
みなさんは、ヒアリという虫を最近耳にしたことはありますよね。
ヒアリはもともと日本には生息しておらず、最近日本でも見られるようになった虫です。
そのヒアリについて、ヒアリとはどんな虫か、生息地はどこなのか、駆除方法や噛まれた時の対策を中心に書いていきます。
ヒアリとはいったいどんな虫?
ヒアリは漢字で書くと火蟻と書きます。漢字でわかるように蟻の一種。
このヒアリは主に南米大陸に生息しており、蟻と言ってもヒアリは世界の侵略的外来種ワースト100や特定外来生物に分類されているとても怖い虫なのです。
環境省によると、大きさは2.5mm~6.0mm、特徴は赤茶色の有毒アリです。
(引用:htt://www.env.go.jp/press/104185.html)
また殺人蟻とも呼ばれており、その理由はおしりに持っている毒針に刺されてしまうと、やけどのような激しい痛みに襲われ「アナフィラキシーショック」を起こし死んでしまうこともあります。
ヒアリは南米中心に生息していると書きましたが、アメリカや近隣中国にも生息しています。
ヒアリは日中に行動することが多く、夜間は行動しません。
アメリカでは毎年1400万人もの人がヒアリに刺されており、その中の多くがアレルギー反応が起きています。
アナフィラキシーショックを起こすのはその中でも1%から5%の割合ですが、アナフィラキシーショックを起こした場合、めまいや吐き気、胸痛、ろれつが回らなくなるなどの症状を起こします。
主に都市部の構造物の下や道の下に巣を作っており、道路を決壊させたり、建物を壊したりもします。また、人間だけでなく、農作物や家畜に対しても深刻な被害を与えます。
このように、ヒアリは私たちの生活に被害を与える生き物。
最初にも書いたように日本でみられることは今までなかったため、多くの人がヒアリについて知らないと思いますが、しかし2017年に入って初めて日本で見られ、注目が集まっています。
ヒアリについての最低知識くらいは知っておいて損はないでしょう。
ヒアリが日本に上陸。生息地は?
2017年5月に神戸でヒアリが発見されました。
先ほどヒアリは中国でも生息していると書きましたが、今回はその中国からのコンテナ内部でヒアリの巣が発見されるという異例。
中国から神戸港にコンテナが付いたのが5月20日で、それを尼崎で開けたのが26日。
その後ヒアリは駆除されたそうですが、ヒアリが発見されてから駆除までに時間がかかっているため、完全に日本からいなくなったとは言い切れないのが現状です。
ヒアリはその繁殖力も脅威。
尼崎で発見されたときすでにスーパーコロニーと呼ばれる大きな巣をコンテナ内に作っていたそうです。
つまり、何万匹のヒアリの卵があった可能性もあります。わずか数日でこれだけの数の卵を産むんですから、繁殖力は大変なものと推測されます。
環境省は駆除は行ったものの、ヒアリが完全に駆除されたか断言はできないという発表をしています。
神戸や尼崎あたりの人は十分注意しておかなければなりませんね。
ヒアリの駆除方法
ヒアリを即効性で駆除できる方法は、殺虫剤と熱湯です。
フマキラーさんのサイトからヒアリ警告とアリ専用の駆除剤が掲載されてました。
目の前のアリを駆除するならスプレーがおススメ。
アリの巣ごと駆除する場合はアリ専用の液剤で駆除しましょう。
自宅にアリ侵入を防ぐなら、気になる所にベイト剤か粉剤をまきます。
手元に駆除剤が無かった場合は、ポットの中に水を入れて沸騰した熱湯をヒアリに浴びせましょう。効果があります。
もし、1人で駆除できない場合は地方環境事務所に通報しましょう。
各地方環境事務所サイトはコチラ
ヒアリに刺されたらどうする?対処法について
先ほど書いたようにヒアリは猛毒を持っています。
刺されたらアナフィラキシーショックを起こす可能性があり、最悪死に至ることも・・。
アメリカでは毎年1400万人ものひとがヒアリに刺され、100人を超える人が死んでいます。いままでは日本に関係なかった虫であったため、あまり関心はなかったかもしれませんが、日本でも発見されたため、その対処法が気になりますね。
ヒアリに刺されたらまずは20分から30分程度は安静にします。
人によっては、あまり症状が出ない場合もありますが、症状が出た場合は速やかに病院に行きましょう。
また、ヒアリを見つけたら絶対に素手で触ってはいけません。
これはほかの外来種が来た時にも言われることですが、触った瞬間刺されてしまいます。
ヒアリはハチ毒と同じような毒性を持っているため、ハチ毒アレルギーを持っている人は特に注意が必要です。
現在はヒアリは日本で定着していませんが、一度日本に来たという事は、ヒアリの繁殖力から言って、定着する可能性も十分にあると思います。
今のうちからヒアリに対しての知識をつけておいたほうが実際にヒアリに刺されてしまったときの対応がしやすいと思います。
ヒアリに刺されたら、焦らず体調に変動がないか安静にして、その後病院に行ったほうが良いでしょう。
刺されたら必ず死ぬというものではないため、しっかりと対応することが大切です。
アカカミアリも注意!
ヒアリに似た個体が約100個体確認されたようです。
その中で新たにわかったのが「アカカミアリ」。
ヒアリが発見されたコンテナ付近で発見されましたが、環境省によると周辺地域はすでに駆除済とのこと。
(引用:htt://www.sankei.com/photo/story/news/170622/sty1706220012-n1.html)
大きさ・体色もヒアリと変わらなく、ヒアリほどの毒性も持っていません。
しかし刺されると、アナフィラキシーショックが起こる可能性もあるので、症状が出たら即病院へ行ってください。
さいご
今回は危険な虫「ヒアリ」についての記事を書いていきました。
ヒアリは主に南米や中国、アメリカで見られていたのですが、最近日本でも発見されました。
ヒアリは猛毒を持っていて、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため注意が必要です。
しかし、しっかりと対策を取れば死に至ることはないため、ヒアリに刺された場合は落ち着いて対応しましょう。