ドーパミンを増やしてやる気倍増!チロシンを含む食べ物で集中力もUP!
どもっ飯朔です。
これから集中しなければならないという時に、いまいち力が入らない・やる気が出てこないことほど困ることはありません。
必要な時常にやる気や意欲が高まるように、集中力を上げて能率が上がるようにしたいと思いませんか?
私達のやる気を奮い起こすには、ドーパミンという神経伝達物質が必要となります。そのような大事な物質ドーパミンはどのような働きをし、どのようにすれば増えてくるのでしょうか。ドーパミンの働き、増やし方や注意点など詳しく解説したいと思います。
ドーパミンはどのような場面での働くのか?
私たちの日常生活においては、意識の有無に関係なく行動の背景に何か動機が存在しています。
食べる・遊ぶ・勉強する・スポーツを行う・危険を察知して予備行動を起こす、または朝起きて洗顔をする、というような習慣的なことにも何か動機があるはずです。
ある生理学者が行動をしている最中の動物の脳に電極を刺し、どのような場合にドーパミンニューロンが活性化しているか調査してみたところ、ドーパミンニューロン(ドーパミンを生成する神経細胞)は行動の動機に関連して活性化を促進するということが分かったのだそうです。
私達の身の回りで生ずる様々な出来事は、安全で好ましいことであれ、危険で好ましくないことであれ、何事も自分にとって意味があります。
そのような場合には必ずと言っていいほど、ドーパミンニューロンが活動しているのです。
つまり、私達は自ら周囲の環境に適応しようとし、学習し、生活する方法を得ていきます。
言い変えるならば、人間の人生は学習の連続とも言えるのです。ドーパミンはそのような連続した学習の強化因子として働いていることになります。
まさに人生経験とは、科学におけるロマン主義と言ったところでしょうかww。
ドーパミンが減ってしまうと何が起こる?
(http://ziongardenkibou.ti-da.netより引用)
ドーパミンニューロンは、大脳基底核と指令を与える大脳皮質や帯状回に繋がることでドーパミンを分泌します。
そこで技能を磨く・行動を習慣化する・個別の行動を順番に組み合わせる、といったことを企画したり、戦略を立てたりする働きをするのです。
ドーパミンニューロンが減少しドーパミンが少なくなってしまうと、立ち上がり歩こうと試みても身体が反応しなかったり、筋肉を動かす順番がわからなくなったり、身体が震える・運動そのものができなくなる、というような状態になってしまいます。
また、物覚えが悪くなる・忘れっぽくなる・動きが遅くなり反応が鈍くなる・集中力や注意力が無くなる・無気力になる、という状態になることも考えられます。さらには、他人と接することも嫌になり、社会から遠ざかっていくような状態になってしまうのです。
ドーパミンのレベルを自然に上げるための方法
一つ目の方法 食事
アミノ酸チロシンからドーパミンは作られています。チロシンが多く含まれている食事を食べるということは、自身がドーパミンを生成するのに必要となる栄養素を摂取するということになるのです。
例えばヨーグルト・ケフィア・生ザワークラウト・バナナなど、自然プロバイオティクスが多く含まれている食品は、自然にドーパミンを増やすことができます。
二つ目の方法 運動
体をある程度の強度で動かす運動は、脳のためにドーパミンを増やすことができる最善の方法の一つです。
運動することで新しい脳細胞が作られ、脳細胞の老化を遅らせることができ、脳への栄養素の流入を改善することができます。さらに、セロトニンやノルエピネフリンといった「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質を増やすこともできます。
ランナーズ・ハイという言葉を聞いたことはあるでしょうか。これはランナーが理由もなく爽快感や高揚感を感じることですが、そこにはドーパミンの作用が関係しているのです。
でも、脳の機能を向上させるのにそんなに激しい運動をする必要はありません。散歩やヨガ・太極拳のような、優しくゆったりとした動きでも十分に効果があります。
三つ目の方法 趣味
編み物やキルティング・縫製・写真・木工など、手を動かし頭で考えるような種類の趣味は、脳を一つの物事に集中させてくれます。
以上のような活動はどの方法もドーパミンを増加させることができるので、うつ病や脳の老化などを未然に防ぐことも可能だと言えるのです。
ドーパミンが多すぎるとどうなるか?
ドーパミンが反対に多くなりすぎてしまうことも良いとは言えません。幻覚症状やパラノイアを発症したり、言動や運動などをコントロールできなくなってしまう恐れがあるからです。
一般的な言動に合わないことを思わず口走ったり、必要ないとわかっていてもつい同じ行動を反復してしまう強迫神経症になったりしてしまいます。
また、薬物依存もドーパミンに関係していると考えられています。麻薬やコカインなどのいわゆる覚醒剤やタバコの類はドーパミンを増やす効果があります。吸引などの行動そのものが動機として強化されることで依存度を高めてしまい、やめたくてもやめられない状態にまで陥ってしまうのです。
脳からすると、覚醒剤などの薬物・タバコの他、性行為・アルコール・ギャンブルも、同じような依存性があるものと判断されます。
「何事にもほどほどに」と言いたいところだが、考えると脳内物質だけでなく、ご自身が受けた心の傷による影響も関係があると思います。
まとめ
集中力がない時や、やる気がいまいち出ないと感じる時はドーパミンレベルを上げることが求められますが、その方法には正しい健康的なやり方と間違った不健康なやり方があります。
取り組んでいる仕事などが面白くないと思える時でも、仕事に対するポジティブな側面を考えるようにし、やり方を工夫するなどしてドーパミンが出るように促していくことが良い方法の一つなのかもしれません。
工夫が必要だなと感じた時は、これまでお話ししてきたドーパミンレベルを上げる方法を一つでも取り入れてみましょう。上手くいけば集中力や生産力があがり、何事にもやる気を感じられるはずです。