感染性胃腸炎の症状や潜伏期間 家族がうつると負の連鎖が始まる・・
どもっ飯朔です。
この時期になると感染性胃腸胃炎にかかる人の数が増えてきます。
ひと口に感染性胃腸炎と言っても種類があり、分かりにくい事があります。
そこで、それぞれの症状や対処法についてまとめてみました。
感染性胃腸炎の症状
感染性胃腸炎とは細菌やウイルスなどの病原体による感染症の事を指します
ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。
出典元 metro.tokyo.j
東京都の発生状況を表したグラフですが、やはり秋口から冬場にかけての数が多くなっています。
症状は感染したウイルスによりやや違いますので代表的なノロウイルスとロタウイルスについて説明します。
潜伏期間は1~2,3日で症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛
症状期間はは約24~48時間
潜伏期間はノロとほぼ同じで、症状は嘔吐、下痢、発熱、乳児ではけいれんを起こすことも。
症状期間は5~6日で感染しても発症せず軽い風邪と思われることもある
どちらも特別な治療法はなく、菌が体内からなくなるのを待ちます。その為、下痢止めなどは逆効果になるので注意しましょう。
乳幼児、高齢者は脱水症状に注意が必要です。
まずは医療機関に診断を仰ぐことです。
その他の細菌感染
1、サルモネラ菌
2、腸炎ビブリオ
3、カンピロバクター
4、腸管出血性大腸菌O-157
毒素型
1、黄色ブドウ球菌
2、セレウス菌
3、ウエルシュ菌
4、ボツリヌス菌
感染性胃腸炎はうつるのか
感染性胃腸炎は最終的には経口感染という形になります。
主に次の感染経路で広がります
1、家庭や共同生活施設(介護施設など)で人同士の接触が多いところで人から人への飛沫感染等の直接感染
2、食品取扱者が感染していて、その者を介して汚染した食べ物を食べる
3、汚染された二枚貝を生もしくは十分に加熱せず食べる
4、ノロウイルス等に汚染された井戸水や簡易水道水の消毒不十分
注意事項としては
1、カキなどの二枚貝はしっかり加熱する
2、調理器具食器なども熱湯消毒が望ましい
以上のように形は違えど最終的には感染した物を口にすることで更に感染が広がることになります。
ですので予防法もこれに適した方法をとる必要があります。
予防法について
流行期における予防法はまず感染した場所、人に近づかないこと。
次に外出から戻ったらうがいと念入りな手洗いをすること。
この2つを必ず守りましょう。
次に大事なことは家庭内で感染者が出た場合です。
おう吐物や便、もしくは感染した人が触ったドアノブ、手すりを触ることでも感染します。
処理が不十分な吐しゃ物が乾燥した後ウイルスが空気中に舞いその結果感染することもあります。
その為、もし家庭内で感染者が出た場合は次の事に注意しましょう。
1、便とや吐しゃ物を処理する場合は必ず使い捨てのゴム手袋、マスク、エプロンを着用すること
2、汚れた服などはポリ袋に入れしっかり口をしばりできれば廃棄
3、手をふくタオルは別にする
4、感染した人が触ったと考えられるものには消毒をするまで触らない
5、もし入浴する場合は出来るだけシャワーで済ます
ウイルスは消毒液などでは死なないので、家庭用の漂白剤を使います
薄めて使いますがその薄め方は
環境消毒(ドアノブ・手すりなど)の場合 0,02% 2ℓのペットボトルに10㎖の漂白剤を入れる(キャップ2杯分)
おう吐物、便が付着した場合は0,1% 500㎖のペットボトルに10㎖入れる。
できればキッチンタオルなどを使いそのまま廃棄するのがいいでしょう。
処理後は念入りに手洗いし爪の間や手のシワの間もしっかり洗います。
感染したら会社には行かない方がいい
感染した場合の学校や会社の問題ですが、子供の場合は「学校健康安全法」と言うのがあり、完治するまでは「出席停止」となっています。
しかし大人の場合はそうした法律的な決まりはなく、あくまでも自主判断、自己責任となってきます。
ノロにしろロタにしろ他の感染症にしろ一旦感染すると下痢、嘔吐があるので実際問題出社は出来ないでしょう。
仮に体力的に可能であっても、感染している事に変わりはないので会社内だけではなく出勤途中のバスや電車の中で感染を広めてしまいます。
罪には問われないとしても一人前の社会人としても責任ある行動とは言えないと思います。
また会社としてもそんな状況の時に是が非でも「出社すべし」とはならないでしょう。
もしあるとしたら相当な「ブラック」だと言えます。
必要な場合は医師の診断書を提出し休みましょう。
それが責任ある大人の行動ではないでしょうか。
何よりも感染しないことが第一です。
これからは流行時期に突入します、まず「うがい」「手洗い」を忘れないようにしましょう。