クコの実(ゴジベリー)の効能とは?効果的な食べ方・戻し方について
どもっ飯朔です。
中華粥にトッピングされている赤い実が「クコの実」だと言う事は殆どの人が知っていると思います。
ところがその効果・効能について知っていますか?
今クコの実はスーパーフードと言われ、健康に良い食べ物だと注目されています。
そこでクコの実の何がどうすごいのか調べてみました。
ゴジベリーの効果・効能
ゴジベリーとは欧米での呼び名のようで商業的な目的でつけられたようです。
〇〇ベリーと聞くと、ブルーベリー等のベリー系と思いがちですが、ゴジベリーは東アジア(中国~日本)原産の茄子科の落葉低木です。
古くから食用や漢方の薬用に使われてきました。
日本でも平安時代から食べられてきているそうです。
含まれる主な栄養素は次のようになります。
クコの実(乾燥)の栄養素
クコの実(ゴジベリー)乾燥 100g中 RDI
カロリー 83.0(348kJ) 4%
カルシウム 112 mg 8〜10%
カリウム 1,132mg 24%
鉄 9mg 100%
亜鉛 – 2mg 18%
セレン 50μg 91%
ビタミンB2(リボフラビン) 1.3mg 100%
ビタミンC 29~148mg 32%~163%
上記以外にも食物繊維、ポリフェノール、カロテノイド類(特にゼアキサンチン)、ペタイン、フィリイエン等が含まれています。
ゼアキサンチンは目の網膜に含まれていて、ルテインと伴に目を保護する効果が高い成分です。
ペタインには肝機能を高める効果や、動脈硬化・糖尿病を予防する効果があると言われています。
こうした抗酸化作用が高い成分が豊富なため多くの効果効能が期待できます
・免疫力アップ
・血糖値の維持・安定
・テストステロン(男性ホルモン)の強化
・睡眠の質の改善
・紫外線からの保護
注意点としては、女性ホルモンへの働きかけを持つ可能性があるので妊娠中や授乳中は控えたほうがいいとのこと。
またアレルギーをお持ちの方はアレルゲンの検査をしたほうがいいのではないでしょうか。
一日の摂取量は20粒までとされているようで、食べ過ぎるとお腹を壊すかもしれないのでご注意!!
ゴジベリーの購入方法
ゴジベリーは手軽に買う事ができます。
普通のスーパーのドライフルーツコーナーに行けばいつでも手に入れることが出来る商品です。
インターネットでも買えるのでわざわざ出かける必要もないです。
ただ注意したいのはやはり品質ですよね。
次のような点で判断して下さい。
「良質なゴジベリーは赤く粒が大きくて乾燥状態でもふくらんでいる、逆に黒ずんだものやシワシワの物は味が落ちて栄養も下がります」
一方インターネットや通販で購入する場合は、手に取って確認できないですよね。
いい製品かどうか判断するのに困りますが、そういった時に一つの証明となるものもあります。それがこれです。
ぼやけて読めませんがUSDAオーガニック認定証明書と言うものです。
これは海外有機認証品であることの証明書です。
USDAとはアメリカ農務省傘下の全米オーガニックプログラムと言う制度により、オーガニック食品の認証が行われます。
オーガニックと認定されるには多くの基準をクリアする必要があります。
こうした物も一つの安心の証明になるので、表示している業者は信頼できると考えていいでしょう。
日本では有機認証ではないので、「有機クコの実」といった表示は出来ないそうです。
ゴシベリーの戻し方や使い方
ゴジベリーは生でも食べることができます。
味はトマトに近いようですね。同じナス科なので当然かもしれませんね。
一般には乾燥させたものを食べますが、これもそのまま食べることができます。味は苦味と甘味が混ざったような感じです。
一般的な「戻し方」は次の通りです。
1、軽く水洗いし熱湯をかけて消毒をする
2、蓋つきのビンを同じように熱湯消毒消毒する
3、乾燥クコの実と水を入れる
これで2~時間後には戻ります。
少量の「酢」を入れると冷蔵庫で1週間程度保存可能
次に食べかた、使い方ですが、これは特別な調理法はありません
ご自分が食べたい方法で食べることができます。
中華スープに入れてもいいですし
サラダにして食べることもできます。
変わったところではジャムにしても美味しいのではないでしょうか。
加熱しても栄養素が流れ出ると言う情報も目にしないので大丈夫です。
結構多くのレシピが公開されているのでそちらを参考にして下さい。
ゴジベリーはミランダ・カーなどの海外セレブがスーパーフードとして食べ始めたことから注目を浴び、逆輸入と言う形でブームになっています。
何か新しいものが出るとその効果や効能が必要以上に喧伝される風潮があるようです。
ゴジベリーと名前を変えることで何か特別なものと言う印象を持ちますが、要は「クコの実」で、昔から食用、薬用に利用されてきました。
食べたからすぐに何かの健康効果がでるわけでもありません。
まずはしっかり情報を収集し自分にとって必要なものかどうかをしっかり判断しましょう。