大腸癌 症状と血便(鮮血)で判断!下痢が続くことがサイン?
どもっ飯朔です。
日本人にとって癌という病気はとても怖いですね。
日本人の2人に1人が癌を発症し、3人に1人が癌でなくなるといいます。
欧米などでは癌の発症率は減っているのに対し、日本では相変わらず多い病気。
そんながんの中でも、今回は大腸がんについて書いていきたいと思います。
身内が大腸がんに
今から10年前、嫁の実家にお邪魔してた時、お義父さん(嫁の父)が気分が悪いと言いトイレに駆け込んだことが始まり。
トイレから出てきたお義父さんは、青ざめた顔をして「血便が出た」と言ってました。その言葉を聞いた嫁も青ざめてしまい「病院へ行こうよ・・」とボソッと言ってたことを覚えてます。
しかも以前から血便だったというのに、気にせず通常の生活を送ってたという。
さらには酒豪なので、毎日焼酎を一升瓶飲んでいるという衝撃の事実。
心配になったお義父さんは病院へ行くのですが、結果は大腸がんのステージ3aと診断されました。
ステージ3といえば、ある程度来てるのでは?と思いますが、実際どれくらい蝕まれているのか、次の項目で紹介していきます。
大腸がんのステージを順番に紹介
がんの中にステージがあることは皆さん知っていると思います。
ステージとは癌の進行度を示す座標であり、数字があがっていくにつれて深刻な状態であるということを表します。
大腸がんの進行度は深達度(がんが大腸のどこまで転移しているか)リンパ節へと転移しているか、肺や肝臓など他の臓器へ転移しているかの3つのポイントで判断されます。
では、ステージ0から見ていきましょう。
ステージ0
ステージ0は、癌が粘膜の中にとどまっている状態。
大腸がんが発生するのは、通常大腸の内側にある粘膜です。これが、外側へと転移していくにつれて、がんも進行していきます。
ステージ0では、粘膜ののみにとどまっている状態なので、この場合は自覚症状はほとんどなく、普通に生活している感じでは気づきません。
発見されるのは内視鏡検査で運よくという場合が多いようなので、この状態で発見されたら癌の部分を切除すれば、移転や再発の可能性も低いといわれています。
ステージ1
ステージ1はがんが固有筋層にとどまっている状態。
大腸の壁は、内側から粘膜・粘膜下層・固有筋層・漿膜という構造になっています。
先ほど大腸の外側にいくほど進行すると書きましたが、ステージ1では固有筋層まで進行している状態です。
ステージ1でも、自覚症状はなく内視鏡検査で見つけるしかありません。
また、大腸がんではステージ1までを早期発見といいます。
ステージ2
ステージ2は、がんが固有筋層の外側まで浸潤している状態。
ステージ1に比べさらに外側まで進行していますね。
ステージ2になると、血便や便が細くなったり下痢やおなかのしこりなどの症状が出る場合もあります。
ただ、こういった症状は大腸がん以外の病気でも見られるため、判断が難しいです。
ステージ2では手術による治療が行われます。
ステージ3
ステージ3ではリンパ節へ転移がみられる場合です。
ステージ3の中にもリンパ節への転移が何か所あるかによって分けられており、4か所以上になるとステージ3bと分類されます。
ステージ3では、手術を行った後化学療法によって再発を防ぐための治療が行われます。
ステージ4
ステージ4では、肺や肝臓などへの転移がみられる状態です。
ここまで進行してしまうと手術のみの治療は難しくなり、化学療法や放射線治療を組み合わせて行います。
また、治療に患者さんの体が耐えられなくなることも多く、症状を和らげるための治療が優先して行われる場合もあります。
以上、ステージ0からステージ4まで見てきました。がんはこのようにステージで進行度を図り、治療のやり方も変わってきます。
大腸がんの原因とは?
大腸がんの原因とはどのようなものがあるのでしょうか。
大腸がんの原因として一番に考えられるのは、食生活です。
大腸がんのリスクを高める食べ物は、高脂質・高たんぱくに偏った食事、繊維食の不足などがあげられます。
また最近では、ビールの飲みすぎが原因ではないかという声も上がっています。
大腸がんの発症数はここ20年で1.5倍と膨れ上がっており、これは欧米化した食事が原因だといわれています。
また大腸がんの発症は遺伝の関連もあり、遺伝子異常があると50歳より若く大腸がんが発症する可能性が高くなるといわれています。
大腸がんの予防としては、やはり食生活をただすことです。
穀物や繊維食、良質のたんぱく質をバランスよく取る事が予防につながります。
大腸がんの治療法
大腸がんの治療法は、手術・放射線治療・化学療法の3つです。
進行度によって治療法は大きく変わっていきます。
ステージ0やステージ1など、早期発見できた場合は内視鏡で取り除く場合が多いです。
早期発見できた場合、手術も行わなくて済む場合があります。
ステージ2やステージ3にになってくると手術を行う必要が出てきます。
また、手術でがんが発症している部分を取り除いても、転移して再発する可能性があるので、抗がん剤を使ったり放射線治療を行ったりします。
ステージ4では可能であれべ手術を行いますが、手術を行えない場合もあります。
この時には、抗がん剤などの化学療法や放射線治療がメインで行われますが、それでも難しい場合は痛みを抑える事を優先とした治療が行われます。
(参考:j-cast・いしゃまち・大腸がん情報サイト)
さいご
今回は、大腸がんに関しての記事を書いてきました。
序盤に書いたお義父さんの容態についてですが、セカンドオピニオンによって無事に大腸がんを治療できました。今は酒を辞めて大人しくしているようです。
また、大腸がんに関わらず癌は日本人の多くが発症する病気で、私たちにとっては怖い存在ですよね。
原因は食生活の乱れが挙げられます。食生活が乱れているなと感じている場合は、バランスの良い食事を心がけるとよいと思います。