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しがない中年のブログ ダイエット・健康・様々なライフスタイル

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プール熱の受診は何科?大人の症状や予防・はやり目との違いについて

どもっ飯朔です。

今回は三大夏風邪の1つ、咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)について特集します。

別名プール熱」とも言われておりますが、放っていくと危険な状態となります。

 

間もなくプール開きが迫るこの時期から特に注意しておくためにも、その症状や対策を今のうちに押さえておくことをおススメします。

 

 

咽頭結膜熱とアデノウィルスの関係

咽頭結膜熱の発症とはアデノウィルスが関係してきます。
アデノウィルスには現時点で51種類の型と52型以降の遺伝型があり、A~Gの7群に細かく分類されている。
 
様々なアデノウィルスの中でも、咽頭結膜熱を発症しやすいのがアデノウィルス3型」。主にプール水などで感染が拡大してしまう特徴を持っています。

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また、アデノウィルスの8型・19型・37型・53型・54型・56型は流行性角結膜炎を発症。

 

特に危険なのが3型と7型の呼吸器感染症。主に乳児に発症しやすく、脳炎などの病気を併発する可能性がある。

長引くと発熱・呼吸器官の障害など重症化する為、早めに病院へ行かなければなりません。

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咽頭結膜熱」「流行性角結膜炎」はどんな症状で感染を判断すべき?

咽頭結膜熱の症状

アデノウィルス3型により発症する咽頭結膜熱。

6月あたりから徐々に増加し7~8月頃にピークを迎えます。10月になると収まる。

潜伏期間は4~5日、感染経路はプールでの接触感染・くしゃみや食器などの共用による飛沫感染します。

 

症状としては「咽頭結膜熱」という名称が表す通り、のど(咽頭)・目(結膜)発熱の各部分に特徴的な形として表れます。

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のどが腫れるのと同時に目に結膜炎が起こり、白目部分や瞼の裏側部分が赤くなる様子が、最もわかりやすい症状と言えるでしょう

 

目やにが出ることもあるようです。さらに目がショボショボしたり眩しがるようになる、といった症状とともに、いきなり39度前後の高熱が出てしまいます。

 

咽頭結膜熱」の場合、「のどの痛み目の充血高熱」という3つの症状が出てくるので、比較的に診断がつきやすい病気なのですが、感染が赤ちゃんの場合となると下痢や嘔吐などの症状の方が目立つことになり、結膜炎が出ないこともあるので注意が必要です。

 

流行性角結膜炎の症状

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アデノウィルスの8型により発症する流行性角結膜炎、別名「はやり目」。

こちらも6月あたりから徐々に増加し7~8月頃にピークを迎えます。

 

潜伏期間は1~2週間。

感染経路は手を介した接触感染。

ウィルスに感染した目に手が触れてしまい手にウィルスが付着、手から物へウィルスが渡り、見知らぬ人が感染した物を手に触れてしまうことで感染する、その手で目を触れてしまいはやり目が感染してしまう。

 

症状は目やに充血瞼が腫れる結膜炎や、透明な角膜に炎症が起こる角膜炎が起こる。ただし、咽頭結膜熱みたいな高熱は起こらない。

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病気を未然に防ぐための基本的な対策手法

一般的な風邪などと同様、「ウィルス」の感染を未然に防ぐことが最も重要な予防の方法となります。

 

外から帰ってきたり何か触った後は、しっかりと目や手を洗浄することが大事です。

また、口の中やのどを清潔に保ちウィルスが入り込まないようにするためにも、外出後や寝る前などは、よくうがいをしましょう。

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プールを利用するようなことがあるならば、事前事後にシャワーでプールの水をよく流すことが大切です。

また、他の感染症と同じことになるのですが、根本的にウィルス感染を防ぐには、やはり「人や動物」との接触を避けることも必要となります。

 

手を介して感染する流行性角結膜炎には、ドアノブ・手すり・感染者が触れた物(おもちゃなど)には消毒用エタノール次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。

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病気にかかってしまったときに注意すべきことは?

残念ながらアデノウィルスに効く特効薬は、今のところありません。その為プール熱に有効な薬もない為、症状を軽減する為の対症療法を行わなければならない。

 

ケアの方法としては他の夏風邪と同じように、のどごしのよい食事を取るようにし安静を心がけることが一番です。

 

食欲がない場合でも、脱水を防ぐためにはこまめな水分補給が必要となります。

水分は、口腔内の刺激になる酸味や塩味をなるべく避けて、湯冷ましや麦茶などをこまめに与えてあげるようにしましょう。

 

特に夏場熱が高くなってしまうと脱水症と熱中症にもなりやすいため、こまめに着替えさせなければいけません

通常1~2週間でほぼ完治するようですが、高熱が下がらず、水分が取りにくい状況で脱水症や昏睡などが起きた場合は入院治療になることもあります。

そのときは病院で速やかに診てもらうようにしましょう。内科・小児科・耳鼻咽喉科をおススメします。

 

流行性角結膜炎の場合は眼科へ行くことをおススメします。

検査を行われてから 、処方される飲み薬・目薬で治療できます。 

(参考・NIID国立感染症研究所・ヘルスケア大学)

 

まとめ

咽頭結膜熱」「流行性角結膜炎」は重症化すると大変危険です。

二次感染を防ぐためにも、初期症状が表れているのがわかり次第、まずは適当な応急処置を施し、早めに病院の診察を受けることでより安全な状態が確保できるようにしましょう。