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しがない中年のブログ ダイエット・健康・様々なライフスタイル

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手足口病という夏に多い病気 潜伏期間や感染力の強い時期について

どもっ飯朔です。

 5月なのに強い日差しが降り注ぎいでますね。この状態が続くと真夏には悲惨な状態となりかねそうです。


 そんな夏に流行することが多い病気が「手足口病」。乳幼児を中心として夏に流行することが多い「大夏風邪」の一つとして知られています。

熱が出たり口の中が痛くなったりと、小さな子供さんなどにはとてもツライ病気。子供だけにとどまらず、大人にも感染する恐れがあります。


症状をできるだけ悪化させないためにも、手足口病の症状・感染経路・対策について特集していきます。

 

 

手足口病の原因と主な症状解説

手足口病は病名の通り、手の平や指・足の裏・口内粘膜などに発疹や水疱が現れるウイルス性の感染症です。

毎年夏に流行のピークを迎えると言われており、流行の中心は5歳くらいまでの乳幼児です。


原因となるウイルスは解明されているだけで10種類以上あり、完治した後も再度感染する可能性が高いのも特徴の一つです。

重症化すると全身に大きな発疹が広がって嘔吐・痙攣が起きたり意識がもうろうとすることもあります。


稀に急性脳炎を引き起こしてしまうこともあるようなので、重症化してしまう前にお医者様に見てもらうことをおすすめします。

 

こんな場合は「手足口病」かも?その初期症状とは?

発熱やのどの痛みなど風邪に似ている場合が多く、夏かぜと間違えられることが多い。

発熱は微熱程度の場合がほとんどですが、症状によって40度近くまで熱があがるケースもあります。


感染してから約2〜4日ほどで手足に発疹が出始め、足や口内にも徐々に広がっていきます。

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見た目は2〜3mm程度の大きさで、白や赤に近い色の発疹が確認できるようになります。

発熱の症状が出る確率は3人に1人程度、高熱が続くようなことはあまりないとのこと。


基本的には軽度でおさまることがほとんどですが、口内の発疹が破裂することで強い痛みを伴うこともまれにあります。それが原因で食欲が減退し、何も食事を受け付けなくなってしまうこともあるのですね。


食べられない日が何日も続けば、病院で点滴などの処置をとってもらうことになるでしょう。

 

潜伏期間と感染期間はそれぞれどのくらい?

原因となるウイルスが、湿気や高温を得意とする特徴があるので、特に夏の流行が予測されます。

感染者が出す鼻水や唾液などの分泌物や、便の中に排泄されているウイルスが何らかの経路をたどり口に入ることによって感染することが多いのです。


 潜伏期間とは、症状が出ることなくウイルスが「潜伏している」ということを意味しますが、そのあいだ手足口病に見られる特徴的な症状は一切出ることはありません。


手や足・口の発疹(水疱)が出てきたら、それは潜伏期間が終わったことを意味し、既に発症・感染しているということになります。


潜伏期間の目安は約2~5日間ですが、諸条件により期間に差があります。

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 感染期間に入ると、発熱や口・喉の痛み、手や足の発疹・口内炎などが出始め、約7~10日間は諸症状が続きます。


唾液などからウイルスが確認できなくなった後も、排泄物にはウイルスが残っている可能性があります

その期間は1ヶ月(約2〜4週間)ほどと言われていますので、その間は他人にうつる可能性がある。


保育施設や幼稚園などの小さな子供が集まる場所では、衛生的な意識が少ない乳幼児が集団で生活することになるので、集団感染が生じやすい。


また乳幼児は、手足口病の原因ウイルスに感染した経験がないので、感染した子どものほとんどが発病してしまいます。

 

手足口病から家族を守りたい!感染予防の方法は?

手足口病については、有効なワクチンや予防薬がありません。病院では、症状を抑える対処療法だけをおこないます。


 予防策としては、ウイルスが体内に入ってこないようにすることが唯一の方法。

そのため、万が一手足口病が流行した場合は、手洗いとうがいを徹底しタオルなどは共用しないようにしましょう


 また、感染しても発症しないケースが稀にあります。

その場合、知らないうちにウイルスを広めてしまう可能性もあるので、例えば乳幼児のオムツ処理における排泄物の取り扱いなどは、十分な注意が必要になってきます。

 

安全面を考慮した「手足口病」の治療方針

手足口病」に関しては、ほとんどの場合特別な治療を施すことはありません。発疹についても、あまりかゆみを伴うことがないからです。


したがって、抗ヒスタミン剤の塗布を行うことはあるかもしれませんが、副腎皮質ステロイド剤などを用いることはありません。


飲み薬についても使うとすれば口内等に生じる痛みを和らげる程度の鎮痛剤で、ほとんどの場合、自然治癒が成されるのを待ちます。

発熱については、通常解熱剤なしで経過観察をおこなう程度で抗生剤は必要ありません。

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ただし、元気がなかったり頭痛や嘔吐・2日以上続く発熱などの症状がある場合には、髄膜炎脳炎などへの進展に対し注意を促すことが必要です。


なお、今の段階では手足口病の原因ウイルスに対するワクチンは開発されておらず、予防接種をおこなうことはありません。

 

 ・参考サイト「ヘルスケア大学・J-CAST・いしゃまち・」

 

まとめ

手足口病に関しては、こまめな手洗いや帰宅時・食事前のうがい、タオルなどの共用をできるだけしないなど、その他の感染症と共通の対策をおこなうことが求められます。


感染対策ももちろん大事ですが、その前提として、規則正しい生活・十分な睡眠時間の確保・バランスの良い栄養摂取などを整え、免疫力をアップさせることも根本対策として有効と言えます。 


日ごろから気を付けるようにし、特に夏前は家族全員で予防策に取り組むようにしましょう。