メタボリックシンドロームの最新診断基準とは?原因は食生活なのか
どもっ飯朔です。
若いころに比べると、明らかに出てきた「お腹」。昔なら気にならなかったのに・・・ベルトの穴の位置がずいぶんと広くなってきた40代以上の方は多いと思います。
今回は、「お腹」が出てきた原因は何なのか?その原因と予防・解決策を一緒に徹底調査しましょう!
- 「内臓脂肪」とは何なのか?
- メタボリック症候群から抜け出せない
- 40代過ぎてからでも遅くはない
- メタボの悩みに救世主!?
- 「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」はどちらも多めに摂る必要がある?
- バランスよく摂取するには?
- メタボリックシンドロームの最新診断基準
- まとめ
「内臓脂肪」とは何なのか?
メタボリックシンドロームを指す「内臓脂肪」とは、お腹の中にある「内臓」の周りについてしまう「脂肪」のことです。外側から見たり触ったりすることができる「皮下脂肪」とはまったく違う種類となります。
皮下脂肪は運動不足や加齢などで「皮膚の内側」に増えていきますが、内臓脂肪は主に「食事内容」が原因で増えていきます。例えば、パン類や麺類・ご飯ものなどの炭水化物が大好き・お菓子などの間食が減らない・野菜を食べず肉や油ものなどばかり注文してしまうような場合。
脂肪の原因となるようなものがどんどん内臓の周りに溜まっていきます。これは特に40歳を過ぎたころから溜まりやすくなると言われており、放っておくと恐ろしい「生活習慣病」にまで進展しまう可能性もあるのです。
メタボリック症候群から抜け出せない
メタボリック症候群になってしまう「食生活」は、食べ過ぎ・栄養の偏り・間食が多いなどの場合が多いです。
若いころは、何をどれぐらい食べても大丈夫でした。基礎代謝が高く何をせずとも消費カロリーが高かったのです。そのような若いころの食生活を、40歳超えてからも続けてしまうと余分なカロリーが「内臓脂肪」になってしまいます。
アルコールの量も若いころのままだと、やはりカロリーオーバーとなるので注意が必要です。また40代になりお金に多少の余裕が出てくると、高級な肉料理や魚料理ばかり食べるようになり、「脂質」の過剰摂取につながっていきます。コレステロールも増加してくることで、さらに内臓脂肪が溜まりやすくなるんですね。
40代過ぎてからでも遅くはない
しっかりとした対策を講じれば、40代過ぎた方でも早ければ3ヶ月ほどでメタボ脱出効果が望めることもあります。
まずは食事の「量」から改善です。メタボの方はとにかく「炭水化物の量」が多すぎます。パン類・麺類・ご飯ものは、極力少なくするようにしましょう。3食のうち、炭水化物は1食だけでもかまわないくらいです。
次に食事の「内容」。お肉ばかりに偏るのではなく、豆類や野菜などバランス良く摂取するように心がけましょう。今まで過剰に摂りすぎていた炭水化物やお肉の量と、少なかった野菜の量を逆転させるのがちょうど良いバランスの目安になると思います。
また食事中はゆっくりと多めに噛むことをおすすめします。良く噛むことで満腹感も得られ、食材の栄養が体内に行き届きやすくなるからです。
メタボの悩みに救世主!?
中年世代「健康の悩み」で最も多いものの一つと言えば「メタボな体型やお腹」。でも運動やキツい食事制限は無理だ、という方もいらっしゃいますよね。そんな方のために、「中性脂肪を抑える栄養成分や食事内容」をご紹介したいと思います!ぜひメタボ解決の参考にしてみてくださいね。
「脂質」は「炭水化物・タンパク質・脂質」という三大栄養素の中の一つです。役割は体を動かすときの「エネルギー」。車でいう「ガソリン」ですね。
脂質は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。バター・ラード・牛脂などの動物性の脂質に「飽和脂肪酸」は多く含まれており、常温で固まるのが特徴です。摂りすぎると、中性脂肪やコレステロールを増加させてしまいます。
一方、いわし・さんま・まぐろなどの魚類やゴマ油・オリーブオイルなど植物性の脂質に「不飽和脂肪酸」は多く含まれており、体内でも固まりにくいです。血中の中性脂肪やコレステロール値を調節してくれる働きがあります。
「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」はどちらも多めに摂る必要がある?
体に良い作用を起こしてくれる「不飽和脂肪酸」。さらに細かく「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」に分けることができます。
「オメガ3脂肪酸」は、魚類の油・チアシードオイル・えごま油などに多く含まれ、血栓抑制・血管拡張・アレルギー抑制などの作用があります。
「オメガ6脂肪酸」は、マヨネーズ・サラダ油・ベニバナ油などに多く含まれますが、血液を固めてしまったりアレルギーを促進してしまったりと、摂りすぎると体にはあまり望ましくない作用を起こしてしまう可能性もあります。
どちらも「必須脂肪酸」と呼ばれるものなので食事などから摂取する必要はあるのですが、「オメガ6脂肪酸」を多く摂りすぎるのは抑え、「オメガ3脂肪酸」を逆に多く摂るのが理想的と言えます。
バランスよく摂取するには?
「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」についてさまざまな研究がおこなわれていますが、「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」の摂取比率は「1:4」くらいがちょうど良いとされています。
「オメガ3脂肪酸」については、例えば「魚料理」から摂取することができますが、焼き魚よりは煮魚やムニエルの方が効率よく摂取できるそうです。
「オメガ6脂肪酸」も体には必要な成分なので摂取する必要はあるのですが、過剰に摂取してしまうとせっかくの「オメガ3脂肪酸」の働きを阻害しかねません。摂取する場合はできるだけ少量に抑えましょう。
例えば「オメガ6脂肪酸」を含むマヨネーズやサラダ油などは、健康に影響が少ない良質なものを使用するようにし、使用頻度や量もできるだけ調整したいところですね。
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メタボリックシンドロームの最新診断基準
今年に入ってメタボリックシンドロームの診断基準が新しくなりました。
今までは上記の図↑が基準でしたが、最近の医療の現場ではBMIやコレステロール値を一切測らないとのこと。
TVでも有名な内科先生 秋津壽男医師によると、「腹囲が身長の半分以上」でメタボ確定という診断方が注目されてます。
また、この腹囲とはウ江ストではなくヘソ周りのことで、ヘソ周りの胴体を水平に計ることを指します。ヘソ周りが身長の半分以上だと様々なリスクがアップするということだ。
メタボリックシンドローム対策法を簡単にまとめた記事はこちら↓↓
まとめ
メタボ対策をして体質改善をすることは自分だけの問題ではありません。周りで支えてくれている家族の将来のことを考えての行動にもなります。40歳(中年期)を過ぎたなら健康にしっかりと気を遣い、家族との幸せもしっかりと考えていくべきではないでしょうか。