アマゾン(kindle版)で面白い本を購入した!動物から学ぶ「生き残る」ための習慣
どもっ、飯朔です。
先日、kindle本を物色していたら、久々に面白い本を発見しました。
それが「Life 人間が知らない生き方」
週刊少年サンデーで「今際の路のアリス」を連載してた奇才漫画家の麻生羽呂氏と生物学の天才・篠原かをり氏の異色コラボによる、人間が動物の生き方を見習うべき本とのこと
動物の習性を人間社会に例えて表現する麻生氏の「漫画」・そして個々の動物の特性を詳しく説明する篠原氏の「生物学」でわかりやすく説明しスイスイ読めるビジネス本といった感じです。
では、ちょっとだけ内容を紹介していこうと思います。本篇の犬の教えを引用しました。
イヌの持続力
何かを「続ける」というのは簡単なようでいて難しい。例えば、健康の為に酒・タバコをやめよう。ダイエットをしよう。勉強をしよう。
そう決心するも結局挫折してしまう。
犬もまた、人間とは互いに強いつながりを持った動物
なぜなら、犬の強みは人間以上の持久力があるから。
犬の先祖であるオオカミは、獲物を見つけると群れで何時間・何日もくらいつき捉える 。
現代の犬もその能力が受け継がれており、犬ぞりを引くシベリアンハスキーなんかは2日間休まず走り続けます。
人類で初めて南極点に到達した探検家アムセンは、移動手段に犬を選んだことにより、馬や雪上車で南極点を目指したスコットより一歩先に到達できたと言われているんですね。
犬に教えられたこと
驚くのはそれだけじゃない。
チワワというチッコい犬が訓練を積み重ねた結果、警察犬の試験に合格し、現在も警察犬として活躍しているのです。
これらのエピソードから教えられることは、ちょっとしたことでも続ける姿勢が成長させてくれること。
何気なしに続けることによって、いつの間にか賞賛されてる立場に立っていたという事例はよくあります。
成功するかは個々の能力も関係してくるが、努力もあっての成功なので続けてみてはどうかと書いてある。
なぜ、犬はなつくのか?
多くの野生動物において、見つめ合った瞬間・・敵意が表れ襲われる可能性があります。
だから出会ってしまった時は、目を合わせずに後ずさりして去ることがbestなのです。
しかし犬は例外。見つめ合う=敵意という考えではないのだ。
実は、飼い主と犬が見つめ合うと「オキシトシン」というホルモンが分泌することがわかったのです。(実際、元祖オオカミにも飼い主と見つめて実験をしたのですが、互いにオキシトシンは分泌されなかったようです。)
オキシトシンというのは脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンで、心が癒される・幸せな気分になるといった効果があります。
さらに、飼い主の言葉も理解しており、褒められると心から喜んでいることがわかった。
なぜなら、誉め言葉を聞いてる最中の犬の脳をMRIで見ると、褒め言葉に対して左半球の脳が反応。褒めるイントネーションに右半球の脳が反応していたから
つまり犬が喜ぶのは、人の褒め言葉・褒めるイントネーションに反応し、ドーパミンやエンドルフィンといった脳内ホルモンが分泌されるようです。
私は、10年前に犬を飼ってたのですが、言葉だけ囁いても反応が無かったのはイントネーションを伝えられてなかったのでしょう。
言葉だけではなく、犬を褒めるときは全力で褒めてあげると喜ぶかと思います。
他の動物も様々な習性を持っている
犬の特性についての紹介しましたが、他に登場する動物は、ペンギン・パンダ・犬・ネコ・ラッコ・ゴリラ・ナマケモノ・他多数・・・
今までの動物に対する常識が覆るので、凄い勢いで読んじゃいました。
どこぞの遠回し表現のビジネス本より、小難しいことは全然書いてないし、自分の生き方について改めて考えさせられる本でした。